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大阪府議会議員前田 将臣
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議員を、目指せる仕事の一つにしたい――だから、ゲームをつくっています

議員は何をしていて、それをどんな成果につなげる仕事なのか。外からは見えにくい仕事を、自分が目指す姿は思い描きにくいものです。岸和田をモデルにした架空のまちで新人の市議会議員になるゲーム「議員ライフ物語」を、自費でつくっています。その理由と、ゲームの中で通ってほしい「仕事から成果まで」の流れを、開発中の画面とあわせて書きます。

どうも、前田将臣です。大阪府議会議員をしています。

いま、ゲームをつくっています。「議員ライフ物語」という、ブラウザで遊ぶゲームです。

府議会議員が、なぜゲームを。一言でいうと、議員という仕事を、目指せる仕事の一つとして考えてもらいたいからです。

今日は、その理由を書きます。うまくいっていないところも、隠さずに。まだ遊んでいただける段階ではありませんが、つくっている途中の今の想いを、残しておきます。

議員の仕事は、外からは見えにくいと感じています

議員活動をしていると、「結局、議員って何をしているのか、よく分からない」という空気を感じることがよくあります。

議員の仕事は、何をしているのかも、何が成果なのかも、外からは見えにくい。そこが問題だと思っています。

僕もこのホームページで、議会で質問したことや、府の制度のことを記事にしています。一つひとつの質問や制度なら、記事にすれば説明できます。

でも、議員が毎月どんな活動をしていて、議会で何が起きているのか。その全体は、言葉で説明しても、なかなか伝わりません。

見えない仕事を、目指そうとは思いにくい

どんな仕事なのか分からない世界に、自分が挑戦する姿は思い描きにくいものです。

選挙に挑戦してみたい、という人は、あまり多くないと感じています。その理由の一つは、この分かりにくさにあるのではないか。僕はそう考えています。

仕事の中身が見えて、何が成果になるのかが分かれば、自分に向いているかどうかも考えられます。

議員という仕事も、もっと目指せる仕事の一つとして、選択肢に入れてもらいたい。それが、このゲームをつくっている理由です。

だから、議員の仕事を遊んで通れるようにしました

開発中のゲーム画面。選挙事務所で、紺のスーツの新人議員が両手を上げて喜んでいる。上に「当選確実!」の大きな文字。下の窓に「開票速報――ヤマダ、初当選! 小さな城下町きしわだに、新人の市議会議員が生まれた。」と「つぎへ」のボタン。
図1 遊ぶ人は、新人の市議会議員として、当選したところから4年間の任期を始めます。2026年10月22日時点の開発中の画面。イラストはAI生成、まち・人物・団体は架空です。出典:活動支援ページ掲載画面。

ゲームの舞台は、岸和田をモデルにした架空のまちです。遊ぶ人は、新人の市議会議員になります。主人公は架空の人物で、僕の名前や顔は使っていません。

当選したところから、4年間の任期が始まります。秘書と一緒に地域を回り、住民の声を聞き、議会で提案を通していく。遊ぶのに、お金はかかりません。

説明を読むのではなく、その仕事を自分の手で一度やってみる。

遊んだ人が、まず「政治って、こういう世界なんだ」と感じてくれたらうれしい。そのうえで、「この仕事なら、自分もやってみたいかもしれない」「やっぱり自分には合わない」と考えられるところまで、中身が見えるようにしたいと思っています。

仕事は、地域を回って声を聞くところから始まります

開発中のゲーム画面。城と桜の見える町並みで、左下に手帳を持った新人議員、右に鉢巻きをした商店街の会長。上に「地域回り 和田駅前」。下の窓に会長の「おや、議員さんやないか。今日はどないしたん?」と「どう接する?」、その下に3つの選択肢「じっくり話を聞く(住民の声の札がもう1枚・人望+)」「一緒に作業を手伝う(体力−5・地元の支持+2・人脈+)」「現地の写真を撮って記録(現地の写真の札・発信+)」。右上に所持金「20万」。
図2 地域回り。会った人にどう接するかで、手に入るものが変わります。右上の「20万」は、議員が自分の活動に使うお金(上限あり)で、施設を建てるお金ではありません。2026年10月22日時点の開発中の画面。イラストはAI生成、まち・人物・団体は架空です。出典:活動支援ページ掲載画面。

ゲームの中で、議員は毎月、何をするかを選びます。その一つが、地域回りです。

駅前を歩いていると、商店街の会長に声をかけられます。

「おや、議員さんやないか。今日はどないしたん?」

ここで、どう接するかを選びます。じっくり話を聞くか。一緒に作業を手伝うか。現地の写真を撮って記録するか。

選び方で、手に入るものが変わります。話をじっくり聞けば、議会に持っていく住民の声が一つ増える。作業を手伝えば、体力は使いますが、地元の支持や人とのつながりが増える。

どれが正解、という場面ではありません。体力も、使える月も限られています。その中で、何を大事にするかを選ぶ。

議会で出す提案の材料は、こうして地域で聞いた声から集まっていきます。議員の仕事は、まず地域を回って、話を聞くところから始まります。

成果は、議員一人では生み出せません

ゲームなら、議員が何でも決められるようにすることもできます。そのほうが、遊びとしては手っ取り早いかもしれません。

でも、そこは曲げないことにしました。

このゲームの議員は、自分のお金で公園やバス停を建てることはできません。住民の声を提案にして、議会で賛成を集める。予算の議会で可決されて、はじめて市の工事が始まります。

議員は、施設を建てるお金を持っていない。施設は、市の予算と、議会の可決でできる。ゲームも、この順番どおりにしています。

地域回りの画面の右上に出ている「20万」は、議員が自分の活動に使うお金です。上限があり、施設を建てるお金ではありません。

現実の地方議会でも、予算をつくって議会に出すのは市長です。それを認めるかどうかを決めるのが、議会です。

議員一人では決められない。賛成を集めて、はじめて決まる。

ここを都合よく変えてしまうと、遊んだ人の頭に残るのは、本物とは違う仕事の姿になります。それでは、議員という仕事を、自分の選択肢として考えてもらうことはできません。

成果は、まちの変化として返ってきます。そこまで見せたい

開発中のゲーム画面。城の見える町並みで、秘書と新人議員がこぶしを握って喜んでいる。バス停の絵は描かれていない。上に「完成!」の文字。下の窓に「和田駅前」「バス停が完成しました! 近くの住民8人が使い始めています。公約の約束、ひとつ形になりましたね!」と、「町を見る」「つぎへ」のボタン。
図3 完成を知らせる場面。今は文字の窓で知らせるところまでで、バス停の絵はまだ出ません。2026年10月22日時点の開発中の画面。イラストはAI生成、まち・人物・団体は架空です。出典:活動支援ページ掲載画面。

提案が議会で通ると、市の工事が始まります。そして工事が終わると、完成の知らせが届きます。

開発中の画面では、駅前のバス停が完成すると、こう表示されます。

「バス停が完成しました! 近くの住民8人が使い始めています。」

続けて、こう出ます。

「公約の約束、ひとつ形になりましたね!」

ただ、今の画面でできているのは、文字の窓でバス停の完成を知らせるところまでです。駅前の景色そのものは、まだ変わりません。画面の中に、バス停の絵は出てきません。

僕が見せたいのは、その先です。

地域で聞いた声が、提案になり、賛成を集め、予算がついて、まちの景色になる。最初の駅前の会話から、そこまでが一本につながる。議員の仕事の成果は、こういう形でまちに返ってくる。遊んだ人が、自分の通した提案を、まちの中で目で見て確かめられるところまで見せたいと思っています。

まだ、遊べる場所を案内できる段階ではありません

ゲームは、まだ開発中です。みなさんに「ここで遊べます」と案内できる段階ではありません。

正直に言うと、僕自身が触ってみて、議会の場面はまだ分かりにくいと感じています。読むことが多くて、疲れてしまう。

分かりやすさは欠かせません。でも、簡単にしすぎると、仕事の中身が見えなくなります。分かりやすく、でも中身は本物に近く。その両立は、まだできていません。

いま取り組んでいるのは、主に次の二つです。

  1. 議会の場面を、初めての人でもひと目で分かる形にすること。今は、作り直す形を考えている段階です。
  2. 完成したものを、まちの景色として見せること。上に書いたとおり、今は文字の窓で知らせるところまでです。

ゲームの制作費は、いただいたご支援とは別に、自費でまかなっています。

いつ遊べるようになるかは、まだお約束できません。遊べるところまで来たら、またこのホームページでお伝えします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

議員は何をしていて、どんな成果につなげる仕事なのか。いつか、このゲームを遊んだ方が、その中身を知ったうえで、議員という仕事を選択肢の一つとして思い浮かべてくださったら、うれしいです。

その日まで、続きを見ていてください。

2026年10月25日 前田将臣

出典・参考(2件)